2008年09月14日

【モンテディオ山形VSサンフレッチェ広島】J2屈指の堅守が崩壊したわけ

 山形のプレッシング・サッカーの質は低くない。J2に限れば間違いなくNO.1だ。それがなぜ、こうもあっさりと打ち破られたのか。その理由は佐藤寿人の働きにある。


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 寿人はDFラインの裏を取る技術では日本一の選手だ。寿人に裏を取らせないようにするためには、山形はDFラインを下げるか、ハイプレスで寿人へのパス供給を遮断するかのどちらかしかない。

 しかし、ストヤノフ、森崎和といった好パサーがそろう広島のパス供給源をつぶすのは非常に困難だ。実質、最終ラインを下げる以外に選択肢はなかった。

 けれども、この選択は4−4−2のプレッシング・サッカーを志向する山形にとって自殺行為だった。最終ラインが下がっているにもかかわらず、中盤のラインが前にプレスをかけに行ってしまうため、二つのラインの間に大きなスペースができてしまった。

 これが寿人の得意技『スペースメーク』である。寿人のDFラインの裏を狙う動きによってDFラインの前にスペースをつくり、そのスペースに2シャドーが飛び込みチャンスを生む。

 この寿人の『スペースメーク』は、中盤の底のケアを専門に行うアンカーを置かないチームには効果絶大だ。逆に言うとアンカーのいる甲府などにはあまり効果がない。それが甲府に完封負けをした理由のひとつでもある。

 今日は惨敗した山形だがサッカーのクオリティそのものは、なかなかレベルが高い。昨シーズンに昇格した3チームよりも上だろう。来シーズンの降格候補筆頭などと言われてはいるが、主力が残留するならばJ1でも十分に戦えるはずだ。


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posted by hume at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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