ケビン・キーガンの略歴はこちらへ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3
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キーガンは小柄で軽快な選手だが、特別に足が速い選手ではなく、目立った身体的特徴といえば豊富な運動量くらいである。技術的にも特筆すべきものがない。ドリブルとシュート・スキルには定評があったが、変態テクニシャン揃いの他のバロンドーラーと比較に耐えられるほどではなかった。そんなキーガンを欧州最優秀選手に押し上げたのが、卓越したオフ・ザ・ボールの動きである。どれほど厳しいマークにあっても、簡単にゴール前でフリーになることが出来たのだ。
動画をご覧になってもらえばお分かりだろう。C・ロナウドのように凶悪な個人技でDFを抜き去ったり、シェフチェンコのように人並み外れた快足で最終ラインの裏を独走したり、といったシーンは皆無だ。ほとんどのゴールは、フィジカルでもテクニックでもなく、卓越した戦術的インテリジェンスによる的確なポジショニングのたまものである。これによりキーガンは、DFの裏をかき、常にフリーでシュートを放つことが出来たのだ。
小柄ながらヘディングでのゴールが多いのも、この秀逸なマークを外す動きによるものである。キーガンは、ヘディング技術そのものは秀でていない。身長も低く、ジャンプ力もない。だが誰にも邪魔されずに真正面からヘディングしているため、多くのヘディング・ゴールを決めることが出来たのだ。
今回の記事はcfrさんのこの記事を読んで書いた。
http://ameblo.jp/cfr/entry-10242863083.html
テクニックや身体能力は、ある年齢を過ぎるとどうしたって極端な成長が望めない。けれども戦術面ならば年齢に関係なく向上することができる。cfrさんやサンフレッチェの選手たちには、キーガンのようにテクニックや身体能力に恵まれないにも関わらず、頂点を取った選手がいることを励みとして、これからも精進してほしいと思う。
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ヘディング=高さ
ではない事を教えてくれた選手でしたね〜
確かに高橋はヘディング強かったですよね。
昨シーズンのJ2で空中戦勝率が大久保、ハーフナー、キムシンヨンに次ぐ4位という高記録を残しています。
この3人の中で一番背の低いキムシンヨンよりもさらに12センチ小さい174センチでよくヘディングに競り勝てるものです。
驚異的なジャンプ力があるとはいえ信じがたいものがあります。
JFL時代に熊本が高橋にロングボールを放り込んでいたという話を聞いた時、最初は笑ってしまいました。ですが、実際に試合を見てみたら普通にターゲットマンをこなしていて驚愕したのをいまでも覚えています。