http://www.sannichi.co.jp/VFK/NEW/090512_1.html
広島時代のガウボンはというと、見た目とは異なり、典型的なCF像とは程遠いFWだった。187センチと長身の割にはスピードがあり、佐藤寿人よりもDFラインの裏へ飛び出しがうまく、こまかいステップのからのシュートを得意とし、左利きだが両足でボールをコントロールすることが出来た。クロスへの対応にも優れ、ニアサイドでもファーサイドでもヘディングを合わせることができた。
欠点は後ろを向いたプレーがまったくできなかったことだ。真面目でやさしい性格が災いし、闘争心に欠け、接触プレーを避けたがり、後ろから体を当たられると簡単に倒れてしまうなど、体を張ったプレーがまるで出来ない。そのために期待されていたポストプレーをまったくと言っていいほどこなせず、佐藤寿人をFWの軸にすえるというチームの方針により、わずか1年での退団となった。
そんなガウボンがこの3年半の間にどれほど成長したかが気になり、すぐさまユーチューブで検索してみたところ、最近のプレー動画がいくつか見つかった。
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この他の動画もチェックしたが、弱点はある程度まで克服されたように見えた。2005年の時よりも明らかにターンがうまくなっている。以前なら無理にボールをキープしようとしては潰されていたが、いまは素早く反転し、ゴール前に走り込む味方に好パスを供給できるようになっていた。もともと周りを見える選手だったが、バイタルエリアで前を向けるようになったことにより、チャンスメークもできる選手に生まれ変わっていた。
この移籍は甲府にとってもガウボンにとっても良い話なのではないかと思う。プレッシャーのきびしいJリーグでブラジルと同様のポストプレーが可能かは分からないが、優秀なパサーの多い甲府でならば、ガウボンの裏へ飛び出す動きが活かされ、その得点力もいかんなく発揮されることだろう。
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