2009年11月19日

木村監督の率いたサンフレッチェ広島の戦術的問題


スターティング・フォーメーションは以下の通りです。

     久保
   茂木  森崎浩
服部        沢田
   桑原  森崎和
  駒野 上村 八田
     下田


ディフェンスに関しては2つ問題がありました。

ひとつは青山タイプのボランチがいなかった点です。

桑原も森崎和も受け身になり勝ちなことから、中盤のプレスが甘くなる傾向がありました。

この試合でもボール保持者へのプレッシャーがゆるかったため、簡単にFWへクサビのパスを入れられるシーンが何度となくありました。


もうひとつはDFリーダーの不在です。

3バックの中央に上村が起用されていましたが、彼は本来ストッパータイプのDFでした。

対人プレーには強くても他のCBをうまくコントロールできず、ゴール前にスペースを空けてしまう場面がいく度も見られました。

この試合に出場しなかったカメルーン人CBのビロングにしてもトゥーリオにしてもコーチングがうまい選手ではありません。

この問題はシーズンを通してサンフレッチェを悩ませていました。





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オフェンス面でも2つの欠点が見られました。

攻撃に厚みをもたらせないボランチとパスセンスに乏しい攻撃的MFの2点です。

ダブルボランチが共に中盤の底に固定して動かないアンカータイプだったため、3列目から飛び出す選手がおらず、1トップ2シャドーの3人にマークが集中していました。

さらに2列目がふたりともパスの出し手ではなく、受け手タイプだったこともより事態を深刻にしていました。

中央でチャンスメークできる人材がいなかったため、DFラインの裏を狙う久保へスルーパスがほとんど供給されず、攻撃がサイドへ偏ってしまい、外側のスペースを消されると攻め手に欠けるきらいがありました。


この試合は4−5で負けてしまいましたが、センターライン(最終ライン・ボランチ・2シャドー)の大半にこれだけ問題を抱えていたうえ、後半に4−2−1−3へシステム変更してからは、さらに問題が増えていたので、仕方のない結果だったように思えます。

せめてコリカだけでも残っていてくれたなら残留の目もあったのでしょうが・・・。


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posted by hume at 22:27| Comment(3) | TrackBack(0) | サンフレッチェ広島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちのチームもボランチ2人がアンカータイプなんですよね。同じような問題を抱えてます。今は4-2-3-1なんですが、もういっそのことダイヤモンドにしてしまおうかと。
Posted by cfr at 2009年11月20日 09:07
この頃も今も問題は変わってなく
森崎和幸がどれだけ高い位置でプレーできるか?
これが広島の全てじゃないですかね、アンカーやってるようじゃ駄目
高い位置でプレーに参加すれば遠藤や中村に負けない能力のある選手だと思う

Posted by 通りすがり at 2009年11月20日 09:37
>cfrさん
映像を見ないと何とも言えませんが、一般論としては、それもありでしょうね。

ほかには中盤の底へ守備専業の2人を固定して、その分だけ2列目に攻撃の自由を与える4−2−2−2という手もあります。

>通りすがりさん
そうですね。
なにげに浩司よりもスルーパスが得意だったりしますから、第2ボランチとして前に出すというアイデアは悪くないと思いますよ。
Posted by hume at 2009年11月21日 22:14
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